・沖縄県外への販路開拓をしたいが、どうコネクションを作れば良いか
・県外展示会への出展費用や出張費が痛手
・県外むけにはどのようなマーケティングをしたら良いか
沖縄県の事業者さんからよく受ける相談です。
県外販路開拓の支援事業がわかる
【絶対活用】沖縄県外へ販路開拓する支援策
1、沖縄県外で求められるニーズは異なる
県外に販路開拓する際のオーソドックスな手法は、小売店や卸売店の開拓です。
少し難しいのが沖縄県内のニーズと県外のニーズが異なることです。
例えば、沖縄県内で販売している食料品を首都圏のスーパーで扱ってもらいたいとします。
沖縄県で売っている商品をそのまま持って商談に行くと下記のような指摘をうけます。
①沖縄らしさがわかるパッケージにして欲しい
②もっと沖縄食材を使って欲しい
③梱包のサイズを小さくして欲しい
④沖縄県内での人気を示す証拠が欲しい
①や②については、沖縄フェアなどの催事で商品が使われる想定も多く、その際に沖縄らしさが重視されます。
沖縄県そのものにブランド価値があるということですね。
③は、1家族あたりの人数からの要望です。
沖縄県は1家族あたりの人数が多い一方、首都圏では高齢夫婦の2人暮らしのケースも珍しくありません。
沖縄県で販売しているままのサイズだと大きすぎるのです。
④は、商品を売りやすくするためです。
沖縄県で大行列ができているなど、その人気を伝える写真があればそれだけで買いたいと思う人は増えますよね。
県産品の県外販路開拓に限った話ではありませんが、小売店に商品をただ卸すだけでなく、その小売店がお客さんに売りやすくするためにはどうすれば良いかを考えましょう。
このような状況でお勧めするのは以下の2つの支援策です。
2、守礼門プログラム
県外販路開拓をするうえでまずエントリーをお勧めするのが、中小機構基盤整備機構が主催している守礼門プログラムです。
沖縄県外からバイヤーを招聘し、那覇市で商談会・評価会を開催します。
現状、食の商談会とライフスタイル雑貨の商談会が1回/年ずつあります。
審査はあるものの、県外販路開拓を実現したい沖縄県の事業者さんであれば無料で参加できます。
何より素晴らしいのは、県外企業と取引が実現する可能性があるだけでなく、改良点のフィードバックももらえること。
商品改良後にバイヤーに再度連絡をし、取り扱いが始まったケースもあります。
県外販路開拓や県外向けに商品を開発したいと思ったら、最初に参加を検討すべきプログラムだと考えます。
3、稼ぐ県産品支援事業
もう1つのお勧めは沖縄県産業振興公社の「稼ぐ県産品支援事業」です。
こちらは費用の補助制度となっておりまして、県外で開催される展示会・見本市への出展費用を補ってくれます。
毎年春以降に募集が始まり、事業者さんは行動計画を書いて応募します。
あらかじめ県外販路開拓の計画を練っておく必要はありますが、大きな助けになります。
まとめ
・沖縄県内と県外のニーズは異なる
・小売店に商品をただ卸すだけでなく、その小売店がお客さんに売りやすくするためにはどうすれば良いかも考える
・守礼門プログラムに出展しフィードバックを得て改善をする
・商品が固まったら稼ぐ県産品支援事業を活用して本格的に売り出す
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