沖縄県の企業に共通する5つの組織課題

私は窓口相談も含めると30社程度の相談を毎月受けています。

色々な沖縄の事業者さんの相談を受けるうちに、いくつか共通の組織課題があることがわかってきました。

「やりきれない、いつのまにか立ち消える、次から次へと新しいことを始める」などの問題の根本的原因になっています。

沖縄県の企業が抱える共通の組織課題とその改善策がわかる

心当たりのある課題があれば、ぜひ改善をご検討ください。
社長がリーダシップをとることが重要です。

目次

沖縄企業に共通する5つの組織課題

1、担当や納期を明確にしない

計画を進めるうえで、担当者や期限を明確にしない傾向にあります。

決めなくても、誰かがするだろうと感じだと思います。
残念ながら、その希望は打ち砕かれます。

誰もやらずにうやむやになってしまうケースが頻発します。

責任を持たされるのが負担だからと思いますが、そうなると何も進まなくなります。

必ず、担当者と納期は明確に設定します。
そして、しっかりと実行されているかチェックしましょう。

一覧表にして進捗を見える化すると効率的です。

To Doリスト

2、協調を重視するあまり意思表示をしない

優しくて他人思いの方が多いのは素晴らしいことです。

しかし、それが仇となって、意思表示を嫌う人が見られます。

意思表示をしてコンフリクトを生むことを避けたいがためです。

反対の意見を持っていても黙ったままということも多いです。

そういう方には1:1でしっかり意見を聞いてあげましょう。
素晴らしい意見に巡り合うかもしれません。

3、やりっぱなしの傾向が強くレビューしない

PDCAで言うとPDまででC以降をしない傾向にあります。

「過去は振り返らず、前だけを見る」です。

しかし、問題点を見つけ修正しないと進歩がありません。

自社のメンバーだけでできない場合は外部の支援機関に協力を求めるのも良いです。

問題を分解し、掘り下げ、改善していきましょう。

実行した後の感想を社長が求めるようにするだけでも振り返る習慣がつくれます。

4、機能分化が進んでおらず特定の人に仕事が偏っている

一部の組織や人が幅広い仕事をしているケースが多々あります。

例えば、営業が、営業・配達・発注・ピッキングなどの全てを担当しています。

こうなると本来の営業業務に割く時間は限られ、ただの御用聞きになってしまいます。

仕事に発展性がなく、現状維持が精一杯。

現状維持は衰退と同義です。

機能分化を進め、より深い仕事をしてもらうようにしましょう。

5、ツールの活用が苦手

受発注のシステムや人事評価のツールを入れても、うまく活用できずに終わる。

お金をかけて導入したものを何が何でも活用しようという意思が低いように思います。

人の入れ替わりが激しいと、いつの間にか忘れられるケースも珍しくありません。

皆で集まって知識やスキルを共有したり、どう活用したらよいか話し合うことが大切です。

ツールの選択自体もアフターサービスが充実しているプランを選んで、うまく使いこなせるようになるまでサポートしてもらう必要があります。

まとめ

・沖縄県の企業に共通する5つの組織的課題がある
・課題にはどれも簡単にできる改善策がある
・社長がリーダーシップをとって着実に実行する

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この記事を書いた人

沖縄県浦添市/チャレンジ・アクセラレーター・コンサルティング代表/ 半導体材料メーカー→経営コンサル会社→独立/最前線で毎月30社の事業者さんをサポート/認定支援機関/中小企業診断士、事業承継アドバイザー、職場のSDGs推進コンサルタント/沖縄県産業振興公社、中小機構沖縄事務所、商工会議所の登録専門家/創業や事業、副業に役立つ情報を発信/経営戦略、事業計画、資金調達、補助金、お気軽にご相談ください

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