最初は頭にはないが、後になって重要だったとわかること。
それは「知財財産権(知財権)」です。
だけど、普段の仕事が手一杯で知財にまでパワーを割けない事業者さんがほとんど。
そもそも、知財がよくわかないし、費用対効果も不明という声もちらほらあります。
でも、ご安心を。
知財についてサポートしてくれる公的な専門支援機関があります。
企業経営を知財の面からサポートしてくれる専門機関INPITの活用方法がわかる
後回しになりがちな知財権、INPITがサポート可能
1、沖縄県内企業の知財に関するお悩み
・海外アパレルブランドから自社のデザインを使ったTシャツを作りたいと打診があった
・海外に機能性食品を売りがたいが模倣されないか心配
・沖縄から県外・海外に進出したいが、商標権をどうしたらよいか
・地元のフルーツを地域ブランドにしたいが、どうしたら良いかわからない
これまで沖縄県の事業者さんから実際に受けた相談です。
知財が必要だと思うのだけど、費用や手続きがどれくらいになるかわからないし、効果もみえにくい。
事業者さんによっては、海外の取引先が先払いで大きな金額を振り込んでくれることになり「設備投資の回収は終わるので、その先は模倣されても良いや」と割り切っている人もいます。
知財権は売上向上策やコスト削減策と異なり費用対効果がわかりにくのも事実。
しかし商標権や特許権など問題が起きれば大損害に繋がりやすい怖さがあります。
まずは専門機関に相談してみましょう。
2、INPITとは
こんなときに力になってくれるのがINPIT(工業所有権情報・研修館)です。
INPITの事業は大きく分かれて3つあります。
1つ目が情報提供事業で、J-Plat Patという知財の検索プラットフォームです。
キーワードを入れて検索するだけで、特許権、実用新案権、意匠権、商標権を調べることができる優れたサービス。
2つ目が、知財経営支援で、中小企業が無料で相談できる窓口です。
最も利用することになると思うので後で詳細を記載します。
3つ目が、人材育成でIPePlatです。
下記のようにさまざまな分野の教材を手軽に学ぶことができます。
3、知財の総合支援窓口
中小規模の事業者さんが最も個別具体的にサポートしてもらえるのが、2つ目の知財の総合支援窓口です。
INPITさんから下記のようなアナウンスがされています。
知財戦略は大きな企業戦略のなかの1つということで、専門家派遣として我々中小企業診断士がサポートさせて頂くこともあります。
沖縄県内に窓口も4つありますので、お気軽にご連絡してみてくださいね!
ZOOMでの相談も可能です。
常設窓口(浦添)
住所:〒901-2132 浦添市伊祖2丁目2-2 明幸ビル3階
開設日:平日 (年末年始・慰霊の日除く)
時間:9:00~17:00 (最終受付16:00)
TEL:098-987-6074
FAX:098-987-6075
外部窓口(那覇)
会場:沖縄産業支援センター 4階414 (よろず支援拠点内)
住所:〒901-0152 那覇市字小禄1831番地1
開設日:毎月 第1・第3火曜日
時間:9:00~17:00 (最終受付16:00)
※「よろず支援拠点」と合同でご相談に応じます。
外部窓口(うるま)
会場:沖縄健康バイオテクノロジー研究開発センター 2階203
住所:〒904-2234 沖縄県うるま市州崎12-75
開設日:毎週水曜日 (祝日・年末年始除く)
時間:9:00~17:00 (最終受付16:00)
外部窓口(名護)
会場:名護市産業支援センター
住所:〒905-0017 名護市大中1-19-24
開設日:毎月第4水曜日 (祝日の場合は第3水曜日)
時間:9:00~17:00 (最終受付16:00)
まとめ
・知財権は理解が難しく費用対効果が見えにくいので後回しにしがち
・知財権が問題になると大損害になりがち
・事業者さんの知財戦略をサポートする支援機関としてINPITがある
・沖縄県内に4つ窓口があるので、気がかりなことがあれば相談してみる
コメント